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まゆから絹糸がつくられることは誰でもご存じでしょうが、蚕が桑の葉をせっせと食べて糸つくりに励んで結果として繭のかたちが生まれる。その白い繭を見るとなんだか「おかいこさん、ありがとう」と自然の神秘に御礼したいような気がします。まゆは自然の生んだ白の造形美の最たるものと呼べるでしょう。 「きびそ」は、かいこがまず最初に吐き出す糸です。まゆから糸口を見出すためにたぐっていく最初の少し硬い糸で、それを乾燥させたのが「きびそ」です。水溶性の蛋白質セリシンを豊富に含み、シルクの持つ抗菌性、吸湿性、高難燃性、UVカット、抗酸化作用などの特性をすべて備えています。 スキンケア商品の成分として活用されているそうです。 生糸を製糸する時に必ず糸口を見つけるという作業が必要になります。 その方法はお湯の中でブラシ(髪の毛をとく時に使う)を動かし繭の周りの繊度の不均一(不安定)な所を取り除き、綺麗に1本の糸が引けるようにするのです。そして均一な糸を製糸するのです。 それこそがキビソ糸の原料なのです。 繭の外側、それは蚕が吐き出しはじめの一歩。 まだ綺麗に糸を引くことが出来ない練習段階なのです。 ではそれをどうやって糸にするか?と言うと、そのごみを集めて一 つの固まりにしそれを真綿のように手で引っぱり出すのです。 その珍しいキビソ糸の特徴は光沢がありとても柔らかいということです。 そして真綿のように太細が激しく、またラップというかすが所々についている織りにくい糸です。 最近ではあまり製造するところが無くなって手に入れにくい貴重な 糸です。 ちなみに漢字は生皮苧(きびそ)と書きます。
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